今年度初めての交流会を行いました。昨年の冬から日本語学校で学んでいる留学生の皆さんと、「春」について話し合いました。
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日本では春と言えば「桜」・「お花見」ですが、各国にも春の象徴ともいえるお花があるそうです。例えばネパールのラリグラス(Laliguras)。春になるとヒマラヤ山麓などの高地で一斉に咲き誇ります。赤や濃いピンクのラリグラスはとくに鮮やかで、ネパールの春の風景を象徴する存在です。詩や歌、絵画、民族衣装のデザインにもよく登場する、文化的にも重要な花だそうです。
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ミャンマーではパダウ(Padauk)が文化・精神・季節・国民性の象徴ともいえる重要な花だそうです。パダウは ごく短い期間(1〜2日)しか咲かない花で、雨が初めて降った直後に一斉に咲くため、春の到来と再生の象徴とされています。また一斉に咲く黄金色の小さな花がびっしりと咲く様子が純粋さや謙虚さと結びつけられているようです。ミャンマーの正月は4月初旬で、「ティンジャン」と呼ばれる水かけ祭りもその時期に行われるそうで、楽しそうな写真をたくさん見せてくれました。
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日本でも、百円玉に桜の絵が刻まれているように、各国の紙幣にもこれらのお花が描かれています。お金を見せ合ったり、そこに書かれている各国の文字についても話したりと、1時間半の間、ノンストップでおしゃべりし続けました。
坂出高校は冬休みが終わりましたが、冬の気温が-30度以下のモンゴルはまだまだ冬休み中。この冬休みを利用して、モンゴルにある私立学校の学生が、坂出に滞在し、FD日本語学校にて語学研修を受けています。今回は、坂高生とほぼ同じ年齢のモンゴル人学生(中高生6名)と交流しました。
生徒たちは、モンゴルの学校と日本の学校とを比較しました。モンゴルでは、朝7時半に学校が始まり、午後2時には授業が終わります。希望者は、ゼミやサークルに参加して、興味のあることを勉強したり、身体を動かしたりして4時には下校します。夏休みは3か月、冬休みは1か月ありますが、宿題はほとんどなく、のんびり自由に過ごしたり、様々な研修に参加したりするそうです。服装に関する校則もあまりないようで、坂高生たちは羨ましがっていました。
モンゴルの学生は、日本の漫画やアニメをよく知っていて、日本の学校生活をイメージしていたそうで、坂高生が「漫画の中の出来事は、ほとんど起こらない」というと、少しショックを受けていました。
流行りの音楽を紹介しあったり、プリクラを見せ合ったり、モンゴルの文字で名前を書いてもらったりして、和気藹々とした雰囲気で交流することができました。モリモリに加工されたプリクラについて、教員目線では「これはだぁれ?リアルなあなたの方が可愛いのに。」と思うのですが、さすが同世代の生徒たち同士、「これがいいの!」「かわいいー!」と盛り上がっていました。国は違っても女子高校生たちの“可愛い”の感覚は似通っているのでしょうね。

11月12日(火)放課後、日本語学校にて交流会を行いました。
今回のテーマは、「学校行事」
日本ではよくある行事も、外国の学生には珍しく映るものがたくさんあります。例えば「運動会・体育祭」。外国にもスポーツの日として生徒たちが球技を楽しむ日はあるようですが、日本のような綱引きやリレーなどいろいろな種目で競い合う運動会は無いようです。生徒たちは「玉入れ」や「騎馬戦」を紹介するのに苦戦していました。

2月21日は国際母国語デーです。バングラデシュでは特に大切な日とされています。バングラデシュは母国語であるベンガル語を守るために独立したという歴史を持っています。ベンガル語を守るための言語運動において命を落とした方々を追悼する記念碑が各学校にあり、学生たちは地元の学校の記念碑をめぐって花を手向けるそうです。

今回はウズベキスタン出身の学生も初めて参加してくれました。坂高生はどこだどこだと地図で探していました。世界史の授業でモンゴルやトルキスタンの学習をした後でしたので、生徒たちは「あ!ここ知ってた!教えてもらう前に答えられたらよかったのに…」と、少しくやしそうにしてました。授業で習ったことが、授業の外でもきちんと知識としていきるように、意識して学んでいってほしいものです。

2024年7月29日(月)~8月2日(金)の5日間、Global Studies Programを実施しました。
多くの坂高生が参加し、全て英語での活動に積極的に取り組みました。

初日は声が小さかったり、「Yes」「No」しか返事できなかった生徒たちも、日を追うごとに発言量が増え、自信をもって意見を述べることができるようになっていきました。

最終日は一人一人が「自分の強みとは何か、自分のコミュニティーにどう貢献するか」をプレゼンしました。”英語で”、”2分間”、”自分について話す”という課題を、初日から不安がっていた生徒たちでしたが、全員が表情豊かに発表し、とても見ごたえがありました。

修了証書をいただき、全員で写真をとって、プログラムは終了しました。グループリーダーたちの帰りの電車の時間ぎりぎりまで、メッセージをいただいたり、写真を撮りあったりして過ごし、リーダーたちも「また坂出に来たい」と言ってくださるほど、良いチームとなって活動できたと思います。
先日の文化祭ではGSP展示を行い、プログラム参加者がお客様に自分たちが体験したことを説明しました。今後も国際交流に関する取り組みを行っていきます。坂高生の皆さん、ぜひ参加してください。

4月16日(火)18:00より、令和6年度のGlobal Studies Programについて説明会を行います。
多くの生徒や保護者の皆様に関心を持っていただき、ご参加いただけると嬉しく思います。
説明会への参加を希望される新入生は、合格者説明会に配布しました「説明会への参加申込書」を、入学式の日に学級担任にご提出ください。
なお、合格者説明会にて配布したプリントには、4月16日(木)との記載がありますが、正しくは 4月16日(火)です。訂正してお詫び申し上げます。
2月22日(木)の午後より、交流会を行いました。今回は、坂出高校に22名の留学生をお招きして、校内を一緒にあるいてまわり、坂出高校と皆さんの母国の学校との共通点や違いについて話し合ったりしました。
留学生は、アニメやドラマの中に出てくる学校の校舎やグラウンドなどに憧れを持っていたようで、「アニメの世界にいるみたい。本物の日本の学校の中を歩けて嬉しい」と。グラウンドや体育館で部活動に励む生徒の姿や、校舎の設備などを興味津々に見学していました。

フリートークの場面では、それぞれの国の学校生活の様子や、春休みはどんなことをして過ごすのかなど、思い思いに話をしました。
あるグループは人気のスポーツについて話をしていました。バングラデシュではクリケットが一番人気のスポーツだそう。世界ナンバーワンの選手はバングラデシュ出身の選手で、人気もお金もあってみんなの憧れなんだ、と。バングラデシュにはクリケット専用のスタジアムもあるくらい、とっても人気で一般的なスポーツなのに、なぜ日本では知られてないんだろう、と驚いていました。野球によく似たスポーツなので、野球好きな日本の人たちがクリケットをしたら、すぐにワールドカップでも大活躍するだろうに!といろんな動画を見せてくれながら、話をしていました。

どの班も話が尽きず、時間いっぱい交流をしました。今年度はおそらくこれが最後の交流会です。また来年度も実施しますので、ぜひ参加してくださいね。


3月1日(金)17:30より、来年度のGlobal Studies Programについて説明会を行います。
参加をご希望の方は、2/16に配布しました「説明会への参加申込書」を学級担任にご提出ください。
多くの生徒や保護者の皆様に関心を持っていただき、ご参加いただけると嬉しく思います。
11月26日に交流会を行いました。今回は、坂高生1名×留学生2~3名(同じ国出身の方)というグループで、食事のマナーについて話し合いました。

坂高生は、お箸の使い方を割り箸を使いながら教えたり、わたし箸やよせ箸といった「してはいけない」ことを伝えたりしました。
留学生の多くが母国ではお箸を使用しないため、「なぜ、それをしてはいけないのですか?」と、興味津々で尋ねられいましたが、坂高生はこの質問に答えるのになかなか苦労している様子でした。
どんな日本語を使うかという言語の課題もありますが、文化的背景の異なる方々に理由を納得してもらえる表現や説明を考えなければならないからです。
そして、そもそもの話になりますが、マナーの良し悪しは知っていても、その理由を知らないことも多いからです。「ダメなものはダメなんです…、何でダメなんだろう…」と悩んでしまう姿も見られました。

グループで話しあったことを、全体にも共有します。今回は、ご飯を食べる演技をしながら、説明しました。
スリランカでは、食事は右手で食べます。第1関節までの指先を使い、顔に指を添わせる向きで口元に運びます。(指が顔に垂直に向く、指を口につっこむ、ような食べ方はNGだそうです。)こぼさないように左手で受けをしますが、こぼれて左手についたものは地面についたのと同じで、口にしてはいけません。生徒にとって一番の驚きだったのは、「ラーメンも指で食べる。小さいころから食べているから、熱くない。」ことだったそう。
バングラデシュにも、食事の挨拶があるそうです。「ビスミッラ」「アルハムデュッリッラ」
フィリピンでは、食事をしているときに友人が通りがかったら、食事に誘うのが礼儀だそう。いつ人が訪れてもよいように、食事を作るときはたくさん作り、余ったら持ち帰っていただくそうです。

活動後、生徒たちはリフレクション(振り返り)を書くことになっています。よい気づきを得られたようですので、いくつかの言葉を紹介します。
・「外国の方々と関わる際、相手の国のルールやマナーを知らないと、意図せず、相手も自分も不快な気分になってしまうことがあると分かった。」
・「相手の国を知ろうとすることが、お互いを尊重することにつながると思う。」
・「留学生たちが自分の国の文化を日本語で一生懸命に伝えようとする姿を見て、私も外国語(英語)を“使える”ように勉強したいと思った。」
今回はテーマ「食事」について話をし、話し合った内容をポスターにまとめて発表するという活動を行いました。

坂高生は事前に、「留学生に食べてほしい家庭料理」のレシピを紹介できるように準備してきました。
「おばあちゃんに電話をして、作り方を教えてもらいました。調味料は適当に、と言われたけれど、『適当じゃダメだよ、どれくらいか教えて!って粘りました。」と報告してくれる生徒も。
簡単にできるものとして卵焼きやホウレン草のおひたし、お好みの材料でいつでも作れる味噌汁、肉じゃがや茶わん蒸しなど、さまざまな家庭料理を紹介しました。

留学生からは、「豚肉は食べられないのですが、別の肉でも美味しいですか?」、「すし屋でアルバイトしているので茶わん蒸しを作ったことがありますが、食べたことはなかったです。今度食べてみます。」など様々な反応が。
留学生の皆さんも、朝ごはんやおやつ、ご当地ラーメン(中国)や結婚式に必ず作るものなど、様々な料理を紹介してくれました。
フィリピンの方が紹介してくれたチキンアドボは、「お米と一緒に食べるととっても美味しい!」とのことで、ぜひ食べてみたいなと思いました。

が、「朝から食べるよ!」とのことで、驚きました。寝起きにチキンアドボ、、、胃がびっくりしそうだな、、、と。(ちなみに、たくさん作って、翌日食べるともっとおいしいそうです。)

みんなでポスターを作成し、発表しました。各班、工夫を凝らして素敵なポスターが出来上がりました。

やっぱり、自分にとって一番おいしい食べ物は、慣れ親しんだ母国の味だと思います。が、様々な国の料理や味付けを試してみたら、「意外とおいしい!」と思うものに出会えるかもしれませんね。
8月29日(火)に、第3回の交流会を行いました。
フューチャーデザイン日本語学校は8月下旬にサマーコースを開催しており、それに参加するためにモンゴルの高校生たちが多数、坂出にやってきていました。いつも交流している留学生よりもさらに若く、坂高生たちとほぼ同じ年齢の方々と交流することができるということで、夏休み(実力テストの終了後すぐ)でありながら、多くの生徒が参加しました。

モンゴルの高校生たちはそれぞれ民族衣装を身につけており、私たちに「モンゴルの式典でおどるダンス」を披露してくれました。民族の踊りと聞いていましたが、盆踊りのような感じではなく、リズミカルで新しさを感じる音楽で驚きました。
グループトークでは、「実際に日本に来てみてどう感じた?」「美味しいと思った食べ物は何?」などと日本の感想を聞き出していました。「日本のお土産は何を買ったの?」との質問には、「お餅」と答えた子がいました。モンゴルでは日本のお餅が好まれていて、家族に必ず買って帰るようにと頼まれていたそうです。ちなみに、モンゴルのスーパーでは「雪見だいふく」も一般的に売られているそうですよ。

「日本のお札を見せてほしい」という子も。お財布から1000円、5000円を取り出して見せると、「野口英世は本当に日本人?西洋人に見えます。」とか、「この女の人はどうしてお札に選ばれたのですか?」との質問が。坂高生は樋口一葉の説明に苦戦しつつも、しっかりと会話をつづけることができました。

今回は45分という短い時間での交流となってしまいましたが、生徒たちは十分仲良くなれたようです。モンゴルの高校生からいただいたお土産を、見せ合い、自慢しあいながら帰っていきました。素敵な出会いと、宝物を得られたようです。
次回は9月26日(火)を予定しています。
global studies program 5日目(8/4)
最終日です。生徒たちはプレゼンをより良いものにするために、家に帰ってからも内容を考えたり、発音の練習をしたりと熱心に取り組んできたようです。
プレゼンのテーマは「自分の強みとは何か、それをどう生かして、コミュニティーに貢献するか」
自信をつけるには、1に練習、2に練習、3も練習、練習あるのみ。グループリーダーたちにアドバイスをもらったり、メモを見ずにしゃべれるかを確認しあったり、時間ぎりぎりまで練習する様子がみられました。
そして本番です。全員の前で1人で発表することは、本当に緊張することだと思います。さらには、オープンスクールの日でもあったので、中学生や中学校の先生方も教室を訪れてくださり、緊張感はますます高まりました。そのような中でも、全員が大きな声で、胸を張って、しっかりと自分の強みを表現することができました。また問いかけに応えたり、素敵な表現に拍手したりと、聞き手としての姿も素晴らしかったです。「やり切った!」という表情が、とても印象的でした。
その後、グループリーダーからフィードバックを受けます。「いい声だった」、「自信にあふれた姿だった」というポジティブな言葉をもらいつつ、今後に向けたアドバイスももらいました。聞き手の反応を体感した生徒たちは、話すスピードやジェスチャーの頻度なども、プレゼンの質を高める重要な要素であることに気がついたようです。
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午後は、プログラム全体の振り返りを行い、閉校式です。クラスは、達成感と寂しさに満ちていました。
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プログラムは終了してしまいますが、この経験がこれから先も生徒たちに刺激を与え続けてくれることを期待しています。
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